以下の文章の正誤を判定してください。
問題1
脂肪肝から肝硬変まで進行する場合もある。
正
問題2
非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)の最も進行した病期の特徴は、肝臓におけるコラーゲンの沈殿であり、これによって進行性線維症が起こり、最終的には肝硬変を示す構造的変形に至る。
誤
~、肝臓におけるコラーゲンの沈殿であり、~。
問題3
非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)の患者の多くは、自覚症状がないが、肝臓酵素の数値が顕著に上昇する。
誤
肝臓酵素の数値は上昇しても増加は軽度である。
問題4
フェリチンは非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)患者の20%~50%において増加し、5%~10%においてトランスフェリン飽和度の上昇(55%超)がみられる。
正
問題5
超音波検査法のみが非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)の有無や進行度を確実に診断できる方法である
誤
肝生検のみが~。(画像検査のみでは、単純な脂肪肝と非アルコール性脂肪肝炎が区別できない。)
問題6
アルコール摂取を続けることで、肝小葉全体に脂肪が蓄積する。広範囲な脂肪変化や大きな脂肪滴による肝細胞の変形があると、アルコール摂取を中止しても肝構造や肝臓の脂肪含有量は正常値に戻らない。
誤
広範囲な脂肪変化や大きな脂肪滴による肝細胞の変形があっても、アルコールの摂取を中止すると、肝構造や肝臓の脂肪含有量は正常化する。
問題7
世界保健機関は、肝硬変を「線維症、および正常な肝構造から構造変形を起こし、正常な肝小葉組織が欠如した結節への変換という特徴のある広範囲の過程」と定義している。
正
問題8
黄疸の原因は、肝性黄疸と肝外性黄疸(閉塞性黄疸)の2種類に分類される。
誤
上記と肝前性溶血性黄疸(赤血球の破壊が増加した結果)の3種類ある。
問題9
門脈圧亢進症は、門脈循環の異常に高い圧力と定義される。肝臓の血流に対する抵抗の増加は、肝臓を迂回して、大循環へ血流をそらす側副静脈の発達につながる。血液は肝小葉でろ過されているので、肝臓を迂回してしまうと毒素が蓄積し、肝性脳症を発症する。
正
問題10
門脈圧亢進症は、肝硬変の存在下、肝臓の多大な不可逆的損傷によって肝機能が著しく損なわれた後に生じる。門脈圧亢進症は末期肝臓病ということができる。
正