第8章 臨床検査の基礎 正誤問題4

 以下の文章の正誤を判定してください。

問題1 

乳糜の原因として、高脂肪食の摂取後に生じる食後の高脂肪血症、遺伝的体質による疾患が考えられる。

問題2 

血清の場合には、凝血するまで1〜2日を要する。


血清の場合には、凝血するまで1〜2時間を要する。

問題3

1日あたりのクレアチニン量は尿量に影響されるので、他の検査項目を基に濃度を補正する必要がある。


1日あたりのクレアチニン量は変わらないので、クレアチニン量を基に他の検査項目の濃度を補正することができる。

問題4 

肝炎は肝臓の炎症性疾患であり、初期症状として感冒様症状、黄疸、眼や皮膚の黄染が現れる。(黄疸とは体内のアルブミン濃度が上昇し皮膚などを黄色に染める現象をいう)


黄疸とは体内のビリルビン濃度が上昇し皮膚などを黄色に染める現象をいう

問題5 

C型肝炎は肝不全や肝移植の主な原因となっている。

問題6 

低比重リポ蛋白(LDL)は、末梢組織から肝臓にコレステロールを運んでいる。


低比重リポ蛋白(LDL)は、肝臓から末梢組織にコレステロールを運んでいる。

問題7 

アルブミンは肝臓で産出され、血液中にもっとも多く分布しているタンパク質である。

問題8

単クローン性と多クローン性の蛋白異常症は、血清グロブリンの免疫電気泳動によって分類される。

問題9 

前立腺特異的抗原(PSA)は、前立腺癌の場合のみ増加する。


PSAは、前立腺癌の他に、良性の前立腺肥大によっても増加する。

問題10 

CA19-9(消化器系がん)、アルファフェトプロテイン(AFP:肺がんなど)、βゴナドトロピン(βHCG:生殖細胞癌など)は、がんのスクリーニング検査に使われる。


アルファフェトプロテイン(AFP:肝臓、生殖細胞癌など)

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