第8章 臨床検査の基礎 正誤問題1

 以下の文章の正誤を判定してください。

問題1 

溶血とは、白血球が破壊された状態である。


溶血とは、赤血球が破壊された状態であり、このとき赤血球中のヘモグロビンが遊離される。

問題2 

血清や血漿は血液の液体成分である。凝固因子が含まれているものが血清で、含まれていないものが血漿である。


血漿と血清が逆

問題3

尿糖陽性の場合には、血液中のヘモグロビンが測定される。

問題4 

唾液検体では、HIV抗体、ニコチン、コカインの3項目について検査が行われる。さらにTHC(テトラヒドロカンナビノール=大麻の成分)、アンフェタミン(覚せい剤)、オピエイト(アヘン薬物)、PCP(フェンサイクリジン=幻覚剤)の4つの薬物検査が追加されることもある。


唾液検体では、HIV抗体、コチニン、コカインの3項目について検査が行われる。

問題5 

B型肝炎ウイルスは、表面抗原の存在により検出される。

問題6 

コレステロールはほとんどが食事から摂取され、一部が肝臓で合成される。


コレステロールはほとんどが肝臓で合成され、食事から摂取されるコレステロールはごく一部である。

問題7 

腎臓の糸球体は、まず選択・機械的なろ過機能として働き、分子量の小さなタンパク質、水溶性物質を尿中に排出する。次に、尿細管で尿を凝縮する過程で、老廃物以外の、ほとんどの水分、塩分、グルコースを血液中に戻す(再吸収)。

問題8

血中アルブミン値の上昇は、肝臓疾患か閉塞のどちらかの異常に起因する。肝臓以外の原因では、溶血性貧血、赤血球産生障害、輸血、薬剤性などがある。


血中ビリルビン値の上昇は、~。

問題9 

全血検査で検査された血液の細胞成分の数は、相対的な割合が重要があるため、絶対数をみることは少ない。


~、絶対数を確認することも重要である。絶対数の異常は貧血や血液がんで起こることがある。

問題10 

癌胎児性抗原(CEA)は、特異性が低いために、保険業界ではあまり汎用されていない。

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