第9章 薬理学の基礎 正誤問題10

 以下の文章の正誤を判定してください。

問題1 

不整脈の治療には次のような薬が処方される。
①Naチャネル遮断薬:心臓の電気的刺激の伝導速度を低下させる作用がある。
②β遮断薬:心拍数を減少させる作用がある。
③Kチャネル遮断薬:刺激伝導速度を低下させる。
④Caチャネル遮断薬:不応期を延長させる。


Kチャネル遮断薬とCaチャネル遮断薬の説明が逆

問題2 

胃潰瘍はヘリコバクターピロリという細菌が原因となっていることもあるが、その他に、胃酸過多、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)の過剰使用なども原因となる。

問題3

胆汁は肝臓で産生、胆嚢で貯蔵・濃縮され、グルコースの消化・吸収のために十二指腸に分泌される。


~脂肪や蛋白質の消化・吸収のために十二指腸に分泌される。

問題4 

2型糖尿病の経口治療薬であるスルフォニル尿素薬(SU剤)は、膵臓に働きかけてインスリンを出させる。SU剤速効型インスリン分泌促進薬より血糖降下の発現時間が早く、作用時間が極めて短いのが特徴である。


速効型インスリン分泌促進薬とスルフォニル尿素薬(SU剤)が逆

問題5 

男性の不妊症は薬物療法には反応しないが、クエン酸シルデナフィルは勃起障害の治療薬である。

問題6 

多くの種類の細菌に対して有効性を持つ抗生物質は広域ダイアグラムと呼ばれている。


~広域スペクトラムと呼ばれている。

問題7 

関節リウマチは、関節炎で2番目に多くみられ、慢性の骨関節疾患であり自己免疫性疾患に分類されている。リウマチや全身性エリテマトーデス (SLE)のような自己免疫疾患は、身体の免疫システムが、自己を外敵と認識して反応してしまうことが原因である。関節痛や炎症は関節リウマチの典型的な症状であり、鎮痛薬や抗炎症薬が用いられる。

問題8

パーキンソン病では、神経伝達物質であるドパミンが減少し、他の化学物質(アセチルコリン)の活性が高くなっているため、ドパミンを増やしアセチルコリンを減らすような薬物治療がなされる。

問題9 

経口ステロイド薬の投与が必要とされている喘息患者は一般的には重症度が高い。

問題10 

化学療法が奏功するがんは、乳癌、卵巣癌、骨髄腫、小細胞肺癌、慢性骨髄性白血病、低悪性度リンパ腫等である。


上記のがんは化学療法により病気の進行を遅らせることができる。

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