以下の文章の正誤を判定してください。
問題1
高LDLコレステロール血症は動脈硬化の危険因子であるため、食事療法や運動療法で目標値まで下がらないときは、β遮断薬が処方される。
誤
~、スタチン系薬剤が処方される。
問題2
ウロキナーゼは血栓溶解薬であり血栓分解作用を促進する。
正
問題3
B型およびC型肝炎はワクチン接種で予防できる。
誤
A型およびB型肝炎はワクチン接種で予防できる。
問題4
2型糖尿病の経口治療薬であるスルフォニル尿素薬(SU剤)は、膵臓に働きかけてインスリンを出させる。インクレチン関連薬(DPP-4阻害薬)と異なり、血糖値を適時、適度に下げるので効きすぎによる低血糖リスクが低いのが利点である。
誤
インクレチン関連薬(DPP-4阻害薬)とスルフォニル尿素薬(SU剤)が逆
問題5
女性の不妊症治療薬であるクロミフェンや下垂体性性腺刺激ホルモン(HMG)は卵胞成熟と排卵を促す。
正
問題6
甲状腺機能亢進症は、甲状腺が働きすぎる状態であり、レボチロキシンのようなホルモン抑制が必要である。
誤
レボチロキシンはホルモン補充薬である。
問題7
非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)はシクロオキシゲナーゼ(COX)の活性を阻害することでプロスタグランジン(PG)産生を抑制する。COX にはCOX-1とCOX-2 があるが、COX-2は胃粘膜保護に関連し、炎症に関連するのはCOX-1である。選択的COX-1阻害薬(非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)の中でも COX-2を阻害せずCOX-1を強く阻害するもの)では、腸管のプロスタグランジンの活性を破壊することなく、発熱、疼痛、炎症を抑えることが可能となった。
誤
COX-1とCOX-2が逆
問題8
オピオイド鎮痛薬には麻薬系と非麻薬系があり、がんの疼痛緩和などに用いられる。がん性疼痛やがん治療に関連する痛みに対する薬物療法は充分に行われていない場合が多い。 オピオイド(麻薬)中毒に対する懸念のためにがん性疼痛のコントロールに必要十分な用量が投与されていないのである。
正
問題9
日本の喘息予防・管理ガイドラインでは、治療薬について長期管理薬と発作治療薬という分類を行い、段階的な薬剤選択がなされている。
正
問題10
がん細胞だけが持つ特徴を分子レベルでとらえ、標的とした薬は分子標的薬と呼ばれ、開発が進んでいる。白血病、乳癌、肺癌等で、有効な治療手段となりつつある。
正