第9章 薬理学の基礎 正誤問題9

 以下の文章の正誤を判定してください。

問題1 

アスピリンは、血栓形成抑制のために用いられる。

問題2 

胃潰瘍は胃壁の組織欠損である。

問題3

C型慢性肝炎の抗ウイルス剤治療には、近年までは注射薬であるステロイドを基本に経口薬であるリバビリン併用した治療が行われ、さらに週1回の注射で済むペグインターフェロンも開発された。しかしステロイド治療は効果が不十分で副作用も多く、その後、ステロイドに加え、C型肝炎ウイルスに直接作用する薬剤をペグインターフェロン、リバビリンと併用する3剤療法がおこなわれ、治療効果が格段に高まった。


ステロイドでなくインターフェロンの誤り

問題4 

2型糖尿病の経口治療薬であるビグアナイド薬(BG剤)は、 ブドウ糖の吸収を抑制し、肝臓からのブドウ糖放出を妨げて血糖を低下させる。肥満した糖尿病患者には禁忌とされている。


肥満した糖尿病患者に使用されることが多い。

問題5 

女性の不妊症治療薬であるブロモクロプチンはプロラクチンの産生を促進する。


ブロモクロプチンは高プロラクチン血症の治療に用いられる。

問題6 

細菌感染症は、全世界的には主要な死亡原因である。

問題7 

変形性関節症は、もっともよくみられる関節炎であり、ウイルス感染が原因となることが多い。痛みと炎症を軽減することが変形性関節症治療の目標であり、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)は第一選択薬である。


変形性関節症は、加齢による消耗が原因と考えられている。

問題8

パーキンソン病患者は、認知症、うつ病、記憶喪失などの疾患を合併しない。


~合併する。

問題9 

喘息治療薬のうち発作治療薬(レリーバー)は短期間使用する経口ステロイド薬と短時間作用する気管支拡張薬(吸入β2 刺激薬)が用いられる。

問題10 

急性白血病、悪性リンパ腫、精巣(睾丸)腫瘍、 絨毛がんなどは、化学療法の効果がない。


上記のがんは化学療法が奏功する。

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