問題1 正しいものを選んでください。
a.年齢は肥満の原因となる。
b.骨密度の低下は肥満の原因となる。
c.嚥下機能の低下は肥満の原因となる。
a
問題2 正しいものを選んでください。
a.日本で使用できる肥満症の薬はマジンドールのみである。マジンドールは薬物依存性があるので注意を要する。
b.偽性高血圧は、痩型の人に測定上の問題で生じる血圧高値である。
c.高齢者の低BMIは、がん、消化器吸収障害、うつ病、神経性食欲不振、過食症、アルコール乱用、甲状腺機能亢進症などの病気を示唆している可能性がある。
a
問題3 正しいものを選んでください。
a. 妊娠糖尿病は出産後の検査で正常であれば、将来糖尿病になるリスクは低い。
b. ACE阻害薬は、糖尿病に、心不全を合併している場合には禁忌である。
c. 血管拡張薬は、妊娠高血圧では第一選択薬として用いる。
c
問題4 誤っているものを選んでください。
a. 褐色細胞腫は高血圧の原因となる。
b. 高プロラクチン血症は高血圧の原因となる。
c. クッシング症候群は高血圧の原因となる。
d. 原発性アルドステロン症は高血圧の原因となる。
b
問題5 正しいものを選んでください。
a. 膵臓はソラマメ型をしている。
b. 膵臓は腹部の中央左、胃の表側にある。
c. 膵臓は約6インチ(15cm)ある。
c
問題6 正しいものを選んでください。
a.空腹時血糖値が110〜125 mg/dlのとき、空腹時血糖異常と診断される。
b. 経口ブドウ糖負荷試験の2時間後血糖値が140 mg/dl以上のとき、糖尿病と診断される。
c.経口ブドウ糖負荷試験の2時間後血糖値が120〜140 mg/dlのとき、耐糖能異常と診断される。
a
問題7 正しいものを選んでください。
a. 家族性腺腫性ポリポーシス(FAP)は、予防的な大腸全摘出が推奨されている。
b. 家族性腺腫性ポリポーシス(FAP)は、50歳以上で発見されることが多い。
c. 家族性腺腫性ポリポーシス(FAP)は、ポリープが3つ以上あった場合に診断される。
a
問題8 正しいものを選んでください。
a. 冠動脈バイパス手術は、大動脈と冠動脈の間に動脈や静脈の一部を移植して新しく迂回路をつくる方法である。
b. 経皮経管的冠動脈形成術は、重症の冠動脈疾患でも余命を伸ばすことができる。
c. 心電図検査では、通常、電極を8カ所に貼り付ける。
a
心電図検査では、通常、電極を12カ所に貼り付ける。
問題9 正しいものを選んでください。
a. ラクナ梗塞は、急速に症状が悪化する。
b. アテローム血栓性脳梗塞は、欧米人に多い。
c. 一過性脳虚血発作は、一瞬または長くても数分で消失するので、そのまま放置する人が多い。この発作を経験した人のうち20〜40%は、脳卒中の大発作をおこす。
b
ラクナ梗塞は、緩徐に症状が進行する。
一過性脳虚血発作は、数分または長くても1時間以内で消失する。
問題10 正しいものを選んでください。
脳卒中のうち、急性期(30日)死亡率は、高い順に
a. 脳出血、脳梗塞、くも膜下出血
b. 脳梗塞、脳出血、くも膜下出血
c. くも膜下出血、脳出血、脳梗塞
d.くも膜下出血、脳梗塞、脳出血
c
ただし、急性期5年以内では逆順になるので注意。
問題11 誤っているものを選んでください。
a. 鞭打ち症は、MRIまたはCTを用いて確定診断する。
b. 椎間板ヘルニアは、40〜50代に多い。
c. 椎間板ヘルニアは、完全内視鏡椎間板摘出術など低い侵襲度で手術できる方法が開発されている。
b
問題12 正しいものを選んでください。
a. 緑内障は、視野狭窄が起こる機序により、原発緑内障、続発緑内障、先天緑内障に分類される。
b. 続発緑内障は治りかけていた緑内障が再発した場合をいう。
c. 緑内障は進行すると失明にいたる。
c
緑内障は高眼圧が起こる機序により分類する。
続発緑内障は、外傷、角膜の病気、網膜剥離、目の炎症など、他の目の疾患による眼圧上昇や、ステロイドホルモン剤などの薬剤による眼圧上昇によっておこる緑内障である。
問題13 誤っているものを選んでください。
a. 真珠種は再発しやすいため、手術後も定期的な経過観察が必要となる。
b. 真珠種による難聴は、真珠種の進展度と一致しない。
c.メニエール病は、中耳炎、ウイルス感染、外傷、中毒性内耳障害などによりおこる。
c
問題14 誤っているものを選んでください。
a. 耳下腺腫瘍は、陽性の場合でも、不用意な手術では顔面神経麻痺の発生や再発の危険性が高い。
b. シューグレン症候群は、内分泌系の慢性炎症をきたす。一般に慢性の経過をとるが、生命予後は良好である。
c.聴神経腫瘍が大きくなり小脳や脳幹を圧迫すると小脳失調や嚥下障害がみられる。
b
シューグレン症候群は、外分泌系の慢性炎症をきたす。
問題15 正しいものを選んでください。
a.扁桃摘出術はIgA腎症に有効である。
b. 扁桃摘出術は気管支喘息に有効である。
c. 扁桃摘出術はアトピー性皮膚炎に有効である。
a
問題16 誤っているものを選んでください。
a. 血清クレアチニンは腎機能評価に用いることができる。
b. 尿蛋白は腎機能評価に用いることができる。
c. 尿潜血は腎機能評価に用いることができる。
d. 尿素窒素は腎機能評価に用いることができる。
d
腎機能が50%を下回らないと反応しない。
問題17 誤っているものを選んでください。
a. 癌胎児性抗原は、喫煙者の発見に用いる。
b.前立性特異的抗原は前立腺癌の発見に用いる。
c. BRCA1、BRCA2は、乳がんの発見に用いる。
d. CA19-9は、造血器のがんの発見に用いる。
d
CA19-9は、消化器官系のがんの発見に用いる。
問題18 誤っているものを選んでください。
a. 全身性エリテマトーデス(SLE)は、冠動脈疾患を引き起こす。
b. SLEは、ループス腎炎を引き起こす。
c. SLEは、レイノー現象を引き起こす。
d. SLEは、間質性肺炎を引き起こす。
a(多分)
SLE(全身性エリテマトーデス)は、自己免疫疾患なので標的としては皮膚(蝶形紅斑)や関節(指末端が多い)が有名だが、血管も標的になりうる(冠動脈血管炎)。
問題19 誤っているものを選んでください。
a. 乳癌はホルモン療法が有効である。
b . 前立腺癌はホルモン療法が有効である。
c . 子宮頸癌はホルモン療法が有効である。
d . 子宮体癌はホルモン療法が有効である。
c
問題20 正しいものを選んでください。
特発性血小板減少性紫斑病は、血小板の減少の有無に関わらず、
a. ピロリ菌を除菌する。
b. ステロイドが第一選択薬である。
c. 自己免疫抑制剤を用いる。
a
まずは、ピロリ菌がいないかの検査を行い、陽性であれば除菌する。検査が陰性、または除菌後も十分な血小板の増加が見られない場合は、ステロイド→自己免疫抑制剤を投与する。