以下の文章の正誤を判定してください。
問題1
悪性黒色腫は、メラニン色素を産出する細胞が悪性化した腫瘍のことである。
正
問題2
悪性黒色腫の罹患率が最も高いのは黄色人種である。
誤
白色人種で、とくにケルト民族を祖先に持つ場合である。
問題3
悪性黒色腫の発症部位は、日本人では体幹に多い。。
誤
足底に多い。(白人は男性で体幹、女性で体肢に多い。)
問題4
悪性黒色腫の危険因子として、日のあたるところにいた時間の合計がある。
誤
断続的に強度の日光を浴びること
問題5
悪性黒色腫の危険因子として異形成母斑がある。異形成母斑は、次の2つの特徴を持つものといて定義される。
① 色調不均一
② いびつな形
誤
上記と③ 境界不明瞭のうち2つ以上持つもの
問題6
良性母斑があることも悪性黒色腫発症確率の増加要因である。
正
問題7
悪性黒色腫と疑わしい病変は、次に示すようないわゆるABCD 基準を用いて、ある程度診断できる。
① A=非対称的な形(Asymmetry of the lesion)
② B=境界不明瞭(Border irregularity)
③ C=色調不統一(Color variation)
④ D=長径6mm 以上(Diameter greater than or equal to6mm)
正
問題8
末端黒子型黒色腫は、(欧米では、)4病型のうち最も少なく、手掌や足底、手足の爪部に発生する。
正
欧米では少ないが、日本では多い
問題9
表在拡大型黒色腫の特徴は、病変の色調が全体に濃藍色~濃黒色、あるいは青みがかった褐色になっていること、男性に多く発生し、体幹に多く見られることである。
誤
境界が不整であること、および色調に濃淡が相混することにある。(上は結節型黒色腫の説明)
問題10
悪性黒子型黒色腫は、結節型黒色腫や表在拡大型黒色腫に比べて急速に発症し、危険な垂直成長段階へ早く進行する。
誤
成長が早い順に結節型黒色腫、表在拡大型黒色腫、悪性黒子型黒色腫