以下の文章の正誤を判定してください。
問題1
薬の有害作用として以下がある。
①アレルギー作用
②特異体質による作用
③医原性疾患
④身体的依存
⑤発がん作用
⑥催奇形性
正
問題2
心筋梗塞の急性期治療のうち、薬物療法では、血栓溶解薬、抗血小板薬、抗凝固薬、硝酸剤、β遮断薬、ACE阻害薬・ARB、Caチャネル遮断薬などが用いられる。
正
問題3
炎症性腸疾患の第一選択役として、H2受容体拮抗薬、プロトンポンプ阻害薬などが使用される。
誤
炎症性腸疾患の第一選択役として、サラゾスルファピリジン製剤、メサラジン製剤などが使用される。
問題4
インスリンには以下の5つのタイプがあり、病状に応じで組み合わせたり使い分けられる。
1.超速効型インスリン
2.速効型インスリン
3.中間型インスリン
4.持続型(持効型)インスリン
5.遅効型インスリン
誤
5.混合型インスリン
問題5
膵臓で産生されるステロイドホルモンの一つである糖質コルチコイド(グルココルチコイド)は糖代謝に作用している。コルチゾール(ヒドロコルチゾン)は膵臓で生成されている最も重要な糖質コルチコイドである。
誤
膵臓ではなく副腎皮質の誤り
問題6
成長ホルモン(GH)、副腎皮質刺激ホルモン (ACTH)、甲状腺刺激ホルモン (TSH)、卵胞刺激ホルモン(FSH)、黄体形成ホルモン(LH)は下垂体後葉ホルモンであり視床下部から分泌されている。
誤
~は下垂体前葉ホルモンである。
問題7
HIV-AIDS治療薬にはウイルスの複製を阻害する作用がある逆転写酵素阻害薬、抗ヒスタミン薬、HIV侵入阻害薬などがある。
誤
抗ヒスタミン薬ではなくプロテアーゼ阻害薬の誤り
問題8
骨粗鬆症の治療薬は、骨吸収抑制が主体であり、ビスフォスフ ォネート、選択的エストロゲン受容体調整薬、 エストロゲンとプロゲステロンの併用(閉経後女性に対するホルモン補充療法)、カルシトニン製剤などである。
正
問題9
典型的うつ症状が認められる場合に以下のような薬物療法が行われる。
・選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)は治療領域が広く、四環系抗うつ薬に比べると副作用が少ないため第一選択薬として用いられるが、重症例には適さない。 四環系抗うつ薬と比較すると薬価は高い。
・セロトニン-ノルアドレナリン(ノルエピネフリン)再取り込み阻害薬(SNRI)は、二つの神経伝達物質の量を回復させることで抗うつ効果を発揮するタイプの抗うつ薬である。特に意欲や気力を改善させる。
・三環系抗うつ薬は、四環系に比べ副作用が少ない、効果発現が早いなどの特徴がある。
・四環系抗うつ薬は、安価で効力が強いが、副作用が多い。SSRI、SNRIが有効でない時や、非定型うつ病に処方される。
誤
三環系抗うつ薬と四環系抗うつ薬が逆
問題10
アルキル化剤は増殖の盛んながん細胞に多く含まれる酵素を利用して、増殖を抑え込もうとする薬。この酵素は正常細胞にも存在するので、ある程度の薬物有害反応は避けられない。長時間、持続的に薬を投与する必要がある。
誤
代謝拮抗剤は、~。