以下の文章の正誤を判定してください。
問題1
食道裂孔ヘルニアには、滑脱型、傍食道型と、両者が混合された形で出てくる混合型の3種類がある。
正
問題2
口腔カンジダ症はクローン病や全身性エリテマトーデス(SLE)にともなうことがある。
誤
アフタ潰瘍(口にできる平坦なびらん)は~。
問題3
食道疾患は、食道原発の運動異常、中枢神経系の疾患、狭窄、あるいは腫瘤からおこりうる。嚥下障害は、中枢神経系の疾患を原因としておきる。
誤
嚥下障害は、これらのいずれの過程も原因となりうる。
問題4
食道疾患は、食道原発の運動異常、中枢神経系の疾患、狭窄、あるいは腫瘤からおこりうる。
食道マノメトリー(食道内圧測定)やバリウム造影で、原発性の運動異常(食道攣縮など)が診断されたときは、処方薬には、機能調整薬のメトクロプラミドや、ニフェジピンなどの鎮痙剤とニトログリセリンが含まれる。
正
問題5
食道疾患は、食道原発の運動食道アカラシアとは、食道と胃の接合部が弛緩しない、または強く収縮していることにより、食事が食道から胃内へ通過せず食道内に滞留する疾患である。一般的には、亜硝酸薬やCa拮抗薬等の内服治療を行う。
誤
内視鏡を用いたバルーン拡張術あるいは手術で治療される。(内服治療を行うこともあるが、症状が改善することは稀)
問題6
食道裂孔ヘルニアとは、 食道裂孔(横隔膜にある穴のうち食道が通るもの)から、本来、横隔膜の下部にあるべき胃の一部が食道に飛び出してしまう疾患である。 胃食道逆流症(GERD)は、 食道裂孔ヘルニア を伴うこともある。
正
問題7
胃食道逆流症(GERD)による慢性的な炎症が原因となってバレット食道になることがある。バレット食道は、他の疾患、特に前癌病変と見分けることが難しいので、注意を要する。
誤
バレット食道は前癌病変である。
問題8
バレット食道は、食道の円柱上皮の粘膜が、胃の粘膜に置き換えられている状態をいう。また、腸上皮様の細胞に変化することも多い。
誤
~、食道の扁平上皮の粘膜が、~。(円柱上皮は胃や腸の粘膜)
問題9
胃食道逆流症(GERD)の治療には制酸剤と運動機能調整薬を用いる。重症で効果がないときは、胃を下部食道に巻きつける胸腔鏡下食道切除術が行われる。
誤
ニッセン(Nissen)噴門固定術が行われる。
問題10
逆流性食道炎やバレット食道と関係のない食道癌は通常は扁平上皮癌(SCC)である。扁平上皮癌はもっとも一般的な食道癌であったが、現在ではバレット食道にともなう腺癌がより一般的になっている。いずれの食道癌も高い死亡率を持っている。
正