第2章 肝臓・胆道の疾患 正誤問題3

以下の文章の正誤を判定してください。

問題1 

ビリルビンは、胆汁の特徴である明るい赤色を表す色素である。


明るい緑様の黄色

問題2 

ビリルビンは、肝臓における抱合プロセスを経ると化学的に異なるものとなるため、非抱合型ビリルビン(間接)と抱合型ビリルビン(直接)を区別した検査が行われる。

問題3

ビリルビンの区分における「直接」、「間接」ということは、ビリルビンの酸化の程度を表している。


血液サンプルに加えられた特定の染料に対する、2種類のビリルビンの反応の仕方を表している。

問題4 

アルカリホスファターゼ(ALP)は、多くの組織に存在している酵素である。主に肝臓や腸にみられる。


主に肝臓や骨にみられる。(腸などにも存在する。)

問題5 

アルカリホスファターゼ(ALP)値は、胆汁の排泄が損なわれたり、胆汁の生成が制限されたり、骨成長を生じたりする状態において上昇することが多い。

問題6 

アルブミンは、最も重要な血漿タンパク質であるが、肝臓でしか合成されない。

問題7 

ネフローゼ症候群はアルブミンの生成を阻害する。


アルコール依存症や慢性炎症はアルブミンの生成を阻害する。(ネフローゼ症候群はタンパク質が尿中に排出されることで低アルブミン血症になる。)

問題8

プロトロンビン時間(PT)は、外因性凝固経路の活性化によってプロトロンビンがトロンビンへ変換される速度を測定する。プロトロンビン時間の測定は、急性肝疾患の重篤度や予後を評価するのに役立つ。

問題9 

糖鎖欠損トランスフェリン(CDT)は、薬物乱用を検出するための血液検査に用いられる。


アルコール乱用を検出する

問題10 

脂肪肝は、肝臓の10%以上を脂肪(トリグリセリド)が占めている状態と定義される。


肝臓の5%以上~。

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