第3章 がん 正誤問題1

以下の文章の正誤を判定してください。

問題1 

悪性黒色腫は、メラニン色素を産出する細胞が悪性化した腫瘍のことである。

問題2 

悪性黒色腫の罹患率が最も高いのは黄色人種である。


白色人種で、とくにケルト民族を祖先に持つ場合である。

問題3

悪性黒色腫の発症部位は、日本人では体幹に多い。。


足底に多い。(白人は男性で体幹、女性で体肢に多い。)

問題4 

悪性黒色腫の危険因子として、日のあたるところにいた時間の合計がある。



断続的に強度の日光を浴びること

問題5 

悪性黒色腫の危険因子として異形成母斑がある。異形成母斑は、次の2つの特徴を持つものといて定義される。

① 色調不均一
② いびつな形


上記と③ 境界不明瞭のうち2つ以上持つもの

問題6 

良性母斑があることも悪性黒色腫発症確率の増加要因である。

問題7 

悪性黒色腫と疑わしい病変は、次に示すようないわゆるABCD 基準を用いて、ある程度診断できる。

① A=非対称的な形(Asymmetry of the lesion)
② B=境界不明瞭(Border irregularity)
③ C=色調不統一(Color variation)
④ D=長径6mm 以上(Diameter greater than or equal to6mm)

問題8

末端黒子型黒色腫は、(欧米では、)4病型のうち最も少なく、手掌や足底、手足の爪部に発生する。


欧米では少ないが、日本では多い

問題9 

表在拡大型黒色腫の特徴は、病変の色調が全体に濃藍色~濃黒色、あるいは青みがかった褐色になっていること、男性に多く発生し、体幹に多く見られることである。


境界が不整であること、および色調に濃淡が相混することにある。(上は結節型黒色腫の説明)

問題10 

悪性黒子型黒色腫は、結節型黒色腫や表在拡大型黒色腫に比べて急速に発症し、危険な垂直成長段階へ早く進行する。


成長が早い順に結節型黒色腫、表在拡大型黒色腫、悪性黒子型黒色腫

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