第9章 薬理学の基礎 正誤問題12

 以下の文章の正誤を判定してください。

問題1 

炎症性腸疾患にはクローン病と潰瘍性大腸炎がある。

問題2 

胆石には、カルシウムが過剰になり結晶化するカルシウム結石と、ビリルビンによって形成されるビリルビン結石がある。


コレステロールが結晶化=コレステロール結石、ビリルビンとカルシウムが結晶化=ビリルビン結石

問題3

プロラクチンは出産後の女性に乳汁分泌を促す。また、出産直後に妊娠することで母体に過大な負担をかけることを避けるため妊娠しにくくする。出産をしていないのにもかかわらずプロラクチンが高値となり不妊となる症状を高プロラクチン血症という。

問題4 

抗真菌薬による治療には、全身療法(AIDS患者など免疫低下状態での感染時にも行われる全身的な投与)と局所療法(白癬症に対する外用薬など)がある。前者に用いられるのが、ルリコナゾールやリラナフタートである。後者には、アムホテリシンBやフルコナゾールがある。


前者に用いられるのが、アムホテリシンBやフルコナゾールである。後者には、ルリコナゾールやリラナフタートがある。

問題5 

スイッチOTCとは、医療用医薬品として用いられた成分が、OTC医薬品(市販薬)に転換(スイッチ)された医薬品のことである。例えば、NSAIDs、プロスタグランジン産生抑制、アセトアミノフェン、イブプロフェン、イソプロピル、アンチピリン(ピリン系解熱鎮痛薬)がある。


アセトアミノフェンはスイッチOTCでない。

問題6 

アスピリン(アセチルサリチル酸)は小児の解熱鎮痛剤としてよく用いられる。


子供には、ライ症候群の恐れがあるのでアスピリン類は禁忌。

問題7 

慢性閉塞性肺疾患とは、従来、慢性気管支炎や肺気腫と呼ばれてきた病気の総称で、タバコ煙を主とする有害物質を長期に吸入暴露することで生じた肺の炎症性疾患であり、喫煙習慣を背景に中高年に発症する生活習慣病といえる。

問題8

投与したうちのほとんどで効果があり症状が和らぐがんは、前立腺癌、甲状腺癌、骨肉腫、 頭頚部癌、子宮癌、肺癌、大腸癌、胃癌、胆道癌等である。


投与したうちの何%かで効果があり症状が和らぐがんは、~。

問題9 

化学療法の効果がほとんど期待できず、がんが小さくなりもしないというがんに、脳腫瘍、黒色腫、腎臓癌、膵臓癌、肝臓癌等がある。

問題10 

甲状腺機能亢進症は、甲状腺が働きすぎる状態であり、主な原因としてはバセドウ病(英語圏ではグレーブス病)と中毒性甲状腺腫(プランマー病)があり、甲状腺でのホルモン生産が過剰となる。

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