第9章 薬理学の基礎 正誤問題6

 以下の文章の正誤を判定してください。

問題1 

狭心症治療に用いられる薬は主に3種類ある。
①血管拡張作用のある硝酸薬
②心拍数と心筋収縮を抑制して心筋の酸素需要を低下させる作用のあるβ遮断薬
③血管拡張作用のあるCaチャネル遮断薬

問題2 

血栓、血小板・凝固異常治療薬として扱われていた薬は、血栓形成予防やすでに形
成された血栓溶解を目的としていた。抗凝固薬である硝酸剤は注射薬として即効性があ
る。


硝酸剤でなくヘパリンの誤り

問題3

ウイルス性肝炎は、B型ではとくに母子感染をはじめとする幼少期感染、C型では約7割の感染者、まれにD型が原因となった場合には慢性化する。

問題4 

1型糖尿病の経口治療薬であるインスリン抵抗性改善薬は、膵臓から出た一定量のインスリンが細胞により強く働くようにする


2型糖尿病の~。

問題5 

甲状腺機能低下症は甲状腺の活動低下であり、主な原因としてはバセドウ病(英語圏ではグレーブス病)と中毒性甲状腺腫(プランマー病)がある。


上記の病気は甲状腺でのホルモン生産が過剰となる甲状腺機能亢進症の原因。

問題6 

生理的な女性ホルモンは、卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン) の2種類である。

問題7 

従来型非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs) は強力な痛み生成物質であるプロスタグランジン(PG)を抑制する作用があるが、プロスタグランジン(PG)が抑制されると動脈硬化が進行しやすくなるので、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)の慢性的な使用は冠動脈疾患の罹患リスクを高める。


PGは胃腸管系の強力な保護作用物質でもあるため、NSAIDsの慢性的な使用は消化性潰瘍の主要な原因のひとつとなる。

問題8

オピオイドとはコカイン類似薬で、エンケファリン、エンドルフィン、ダイノドルフィン、エンドモルフィン等のオピオイドが生理的な鎮痛物質として体内でも産生されている。


オピオイドとはモルヒネ類似薬~。

問題9 

経口抗ヒスタミン薬は、くしゃみ、鼻汁、掻痒感などを抑える作用がある。

問題10 

ホルモン療法は、がん細胞の発育に必要なホルモンを分泌している部分を手術で取り除いたり、経口や注射によってそのホルモンと反対の作用をするホルモンを投与して、がん細胞の発育を阻止する治療法である。治療の対象となる主ながんに乳癌、子宮体癌、前立腺癌、甲状腺癌等がある。

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