第2章 肝臓・胆道の疾患 正誤問題7

以下の文章の正誤を判定してください。

問題1 

ウィルソン病は、まれに起こる鉄代謝の遺伝性常染色体劣性遺伝疾患であり、主に肝臓、脳、腎臓、眼、関節に影響を与える。


銅代謝

問題2 

ウィルソン病は、日本では新生児マススクリーニングの対象であり、乳児期から怠薬なく治療を継続すれば発症することなく過ごすことができる遺伝性疾患の一つである。

問題3

肝臓の銅貯蔵能を超過した場合、あるいは肝細胞損傷により細胞の銅が循環に排出された場合、循環するセルロプラスミン結合銅のレベルが上昇する。


非セルロプラスミン結合銅のレベルが上昇する。(ウィルソン病の診断には、血清セルロプラスミンを用いる。)

問題4 

ウィルソン病の治療薬として、バルプロ酸、トリエンチン、ペニシラミンの3種類の飲み薬がある。



酢酸亜鉛、トリエンチン、ペニシラミン

問題5 

糖原病は、何らかの先天性代謝異常の結果発現する疾患群である。最も多くみられる糖原病は、グルコース-6-ホスファターゼが欠乏する、糖原病I 型である。症状の発症は、通常幼年期初期であるが、幼児期に発現することもある。

問題6 

糖原病I 型の患者は、グルコースをグリコーゲンとして貯蔵することができなくなる。


グルコースをグリコーゲンとして貯蔵することはできるが、正常に排出することができないため、長期間の間にグリコーゲンが肝臓に蓄積し、肝腫大や腎臓肥大を起こす。

問題7 

ジルベール症候群の患者は、ビリルビンを分解する肝臓酵素の量が少ないので、高ビリルビン血症になる。ジルベール症候群は、非抱合高ビリルビン血症の、もっともよくある遺伝性の原因であり、およそ人口の0.5%にみつかる。


およそ人口の5%にみつかる

問題8

感染性胆管炎は、細菌や、寄生虫、真菌でも起きるが、 ウイルス性胆管炎が最も頻度の高い原因である。


細菌性胆管炎が最も頻度の高い原因である。

問題9 

原発性硬化性胆管炎(PSC)は、高齢者にのみみられる。その特徴は、肝内および肝外胆管系の線維化性炎症である。


20歳代と60歳代にピークがある。

問題10 

ライ症候群は、まれな疾患であり、急性の非炎症性脳症と肝不全を特徴とする。成人初期に多い。


子供がほとんど

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