アセットシェアの歴史的背景

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アセット・シェアは米国において約100年前に生まれた概念である。1905年にWeeksの論文で初めてアセット・シェアの用語が用いられ、契約締結後一定期間毎に配当が支払われる保険契約の配当率決定方法が紹介されている。

保険料算定の応用については、1919年に（ 1 ）がイクエーション方式を導入し、1932年に（ 2 ）がさらに発展させた。イクエーション方式は、将来の給付現価と保険料現価を等しくすることによって保険料を求める方法である。（ 1 ）は ( 3 )を無視した算出方法を行ったのに対して、( 2 )は死亡率と( 3 )の２つの要素を取り入れた算出方法を開発した。しかし、この方式は比較的簡単な計算で結果が得られるものの、それゆえに限界もあったため、今日ではほとんど使われていない。これに代わる方式として、コンピュータの発達とともに（ 4 ）、（ 5 ）らが発展させたアキュムレーション方式が現在は主流となっている。

アキュムレーション方式は利益目標を定め、その目標値に合うように営業保険料を修正していく方法である。（ ４ ）の方法は、利益目標をある将来の時点におけるアセットシェアと解約返戻金（または責任準備金）との差額としているが、( 5 )の方法は利益目標をある時点までの利益の現価としている点である。