再保険の方式③

問題

比例式再保険の出再額を決定する代表的な2つの方式について説明せよ。(平成8年度大問1(3))

)比例式再保険の代表的な2つの方式として、サープラス方式とクォーターシェア方式がある。両方式の相違点は元受保険金額を保有額と出再額に分ける方法の違いである。

【サープラス方式】
サープラス方式では、一定金額Rを決めて、通算保険金額SがRを越えるまでは元受保険金杜が保有し、Rを超過した部分(S-R)を再保険金杜に出再する。
この再保険により、元受け契約における少数の突出した高額保険金額の契約の保険金支払の危険を排除することができ、被保険群団として保険金支払の安定性を高めることができる。

【クォーターシェア方式】
クォーターシェア方式では、通算保険金額Sの一定割合α・Sを元受保険金杜が保有し、残りの(1一α)・Sを再保険金杜に出再する。サープラス方式と比べ事務管理が容易である。

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