問題1 空欄を埋めなさい。
Ⅱ-3 統合的なリスク管理態勢
Ⅱ-3-4 リスク管理方針
Ⅱ-3-4-1 意義
保険会社は、リスク・プロファイル及び経営方針に沿った戦略目標を踏まえ、 重要と考える全てのリスクカテゴリーについて、モニタリング体制や管理手法を含めたリスク管理方針を定め、また、全社的な定量的・定性的な( 1 )に関する方針を策定し、日常業務に組み込むことが求められる。さらにリスク・プロファイル等の変化に伴い、リスク管理方針は適時に見直す必要がある。
Ⅱ-3-4-2 主な着眼点
(1) 取締役会は、統合的リスク管理を行う目的を明示的に示すとともに、保険会社全体の経営方針に沿った戦略目標を踏まえたリスク管理方針を定めているか。
(2) リスク管理方針等は、商品設計、保険料率設定及び関連する資産運用戦略の間で、整合性がとれるように対処されているか。特に、資産運用と保険商品のベンチマークは、( 2 ) 等の財務上の目的に従って、適切に設定されているか。また、リスク管理方針等は、資産運用方針等へ明確に反映されているか。
(3) 取締役会は、リスク管理方針に沿った、( 1 )の設定に関する基本的な考え方を明確に定めているか。例えば、( 3 )等を作成し、 自ら取る意思があるリスクのレベル及び負うことが可能なリスクの限度の運用管理について、明確に設定しているか。また、例えば、ストレステストを実施し、( 1 )が適切であるか確認するなど、( 1 )を業務プロセスに適切に組み込んでいるか。
1.リスク許容度
2. ALM
3. リスク選好方針
問題2 以下の設問に答えてください。
Ⅱ-3-5 リスクとソルベンシーの自己評価
Ⅱ-3-5-1 意義
保険会社は、経営戦略及びリスク特性等に応じ、自らのリスク管理の適切性と現在及び将来にわたるソルベンシーの十分性を評価するために、( 4 )の責任の下、定期的にリスクとソルベンシーの自己評価を実施することが求められる。自己評価においては、将来の経済状況や他の外部要因の変化も考慮し、 合理的に予見可能で関連性のある重大なリスクを含んでいる必要がある。
Ⅱ-3-5-2 リスクとソルベンシーの自己評価
(1) 保険会社は、将来の経済状況やその他の外部要因の変化を含めた合理的に予見可能で関連性のある全ての重大なリスクを考慮し、資本の( 5 )と十分性の評価を実施しているか。
また、リスクの要因やリスクの重要性の程度を定期的に評価しているか。 さらに、( 6 )に大きな変化があった場合には、速やかにリスクとソルベンシーの再評価を行っているか。
保険会社は、リスクとソルベンシーの自己評価に当たっては、中長期事業戦略(例えば 3 年から5 年間)、特に新規事業計画に十分留意しているか。
(2) 保険会社は、必要な( 7 )及びソルベンシー・マージン規制に基づく資本の要件を満たしているかをモニタリングするために、リスクとソルベンシーの自己評価を定期的に行い、リスクと資本の管理プロセスを整備しているか。また、必要な( 7 )とソルベンシー・マージン規制に基づく資本の要件の違いについて、経営陣は適切に認識しているか。
(3) 保険会社は、リスクとソルベンシーの自己評価の結果を、例えば、リスクの特定及び( 6 )、リスク測定、リスク管理方針及びリスクとソルベンシーの自己評価の結果を踏まえた行動計画等とともに、適切に( 8 )しているか。
(4) 保険会社は、リスクとソルベンシーの自己評価の有効性について、内部(例えばリスク管理担当役員など)又は外部による全般的な評価を行っているか。
(5)( 9 )部門は、統合的リスク管理及びリスクとソルベンシーの自己評価の有効性を独立した立場から検証し、必要に応じ経営陣に提言を行っているか。
4. 取締役会
5. 質
6. リスク・プロファイル
7. 経済資本
8. 文書化
9. 内部監査