平均保険料率

問題

団体定期保険における平均保険料率について説明しなさい。(平成20年度大問1(2))

平均保険料率は、契約の締結時に各被保険者ごとに計算した保険料の合計額を総保険金額で除して求める。この平均保険料率は、そめ団体の翌年の更新までの保険料率とするもので、原則としては中途では変更しないこととしている。これは、中途加入、脱退等による被保険者の異動がある度に総保険料を計算すると事務的な繁雑さを伴うからである。平均保険料方式は、事務コストの軽減を可能にし、低廉な費用で保障を提供するのに効果的な方法である。
しかし、任意加入の団体定期保険においては、若齢者が自分の年齢による保険料率よりも団体の平均保険料率が高いことの不公平感等から加入を控えることも想定されるため、各被保険者間の年齢に応じた保険料の負担の公平性を考慮し、各歳別保険料、5歳刻みの年齢群団別料率や、各種の組み合わせも認められている。

タイトルとURLをコピーしました