予定事業費枠の意義

問題

予定事業費枠の意義と役割について説明せよ。(平成16年度大問4(2)①)

(1)意義
・保険料の中に一部として予め組み込まれた予定事業費を財源として事業運営を行っているという考え方に立って、事業費支出を予定事業費の範囲内、すなわち数理的に計算される一定の事業費許容枠に止めるようコントロールする。
・予定事業費枠における比率(事業費率)をより逓減させて行くよう経営努力を図ることによって、契約者負担の軽減を図っている。

(2)役割
・事業費支出を統制するための事業費支出許容限度を示すことから。特に予定事業費統制に役立てることができる。
・事業費率の分母として用い、同一会社での事業費効率を年度別に比較したり、他社との事業費効率の比較を行うことを可能にする。事業費効率を改善することにより、経営の合理化を目指す。
・一定期間内の剰余を利源別に分析する際に中間項目として用いる。これにより、費差損益・死差損益等を算出し、利源別配当の各財源計算を可能にする。

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