保険会社向けの総合的な監督指針 保険商品審査上の留意点2

問題1 以下の文章を読んで設問に答えてください。

Ⅳ.保険商品審査上の留意点等 
Ⅳ-1 共通事項

(中略)

Ⅳ-1-9 保険契約者等(顧客を含む。)への説明事項 

 低解約返戻金型商品、無選択型商品、マーケット・ヴァリュー・アジャストメントを利用した商品及び転換に類似する取扱い等については、商品内容等を保険契約者等に十分に説明する方策が講じられているか。 

マーケット・ヴァリュー・アジャストメントとは何か、説明してください。

保険料積立金(保険法第63条及び第92条に規定する保険料積立金をいう。)に契約時と解約時の金利差によって生じる運用対象資産の時価変動に基づく調整を加えたものを解約返戻金とする仕組み

問題2 空欄を埋めなさい。

Ⅳ-1-10 解約返戻金の開示方法 

 解約返戻金については、例えば、金額を( 1 )等に表示する、計算方法等を約款等に掲載するなど、保険契約者等に明瞭に開示するための措置を講じているか。 

Ⅳ-1-11 法人等向け保険商品の設計上の留意点 

 法人等の( 2 )などを主たる目的とした契約又は当初から短期の中途解約を前提とした契約等の保険本来の趣旨を逸脱するような募集活動につながる商品内容となっていないか。 

Ⅳ-1-12 保険約款の規定による貸付に関する事項 

(1) 契約者貸付制度を備えた保険商品については、契約者貸付限度額が、解約返戻金額に対して妥当な金額になるものとなっているか。また、保険期間満了前の一 定期間は新規貸付を行わないなどの方策により、いわゆる( 3 )を防止するための適切な措置が講じられているか。

(2) 保険料の( 4 )を備えた保険商品については、当該制度の適用が保険契約者の選択に委ねられるものになっているか。また、( 4 )を実行する場合には、保険契約者にその旨を遅滞なく通知する等の措置が講じられているか。 (注) 既認可商品についても、( 4 )を実行する場合には、保険契約者にその旨を遅滞なく通知する等の措置を講じることが望ましい。 

1.保険証券
2. 財テク
3. オーバーローン
4. 自動振替貸付制度

(中略)

問題3 以下の文章を読んで設問に答えてください。

Ⅳ-1-15 団体保険又は団体契約の取扱い 

 団体保険又は団体契約については、以下の点に留意して審査することとする。

(1) 団体及び被保険団体の範囲が、明確に定められているか。 

(2) 商品特性、募集管理態勢及び契約管理態勢、保険引受やリスク管理の状況等に照らし、モラルリスクの排除や保険収支の安定等を目的として団体要件を定める必要がある場合、適切な団体要件を定めているか。また、その場合に、被保険団体の区分(全員加入団体、任意加入団体)及び団体の区分に応じて、明確に定められているか。 

(3) 職域を基礎とする団体保険又は団体契約において、退職者及び退職者の配偶者等(以下、本項において「退職者等」という。)を引き続き被保険団体に含める場合は、以下の点を満たしているか。 

① 団体が、退職者等に係る異動状況の把握及び保険料の収納管理を適切に行うための事務処理能力を有していること。 ② 退職者等を被保険団体に含めること及び、これに伴って将来的に想定される退職者等の占める割合が上昇することによる影響を踏まえ、保険引受リスクに見合った保険料又は配当方式等の設定となっていること。

団体要件の具体例を3つ答えてください。

一契約の最低被保険者数、最高保険金額倍数、最低加入率等

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